✍️ はじめに
「年金って、難しい…」「自分はちゃんと受け取れるのかな?」「損しない方法があるなら知りたい」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
60代に差し掛かると、いよいよ現実味を帯びてくる「年金の受給」。
でも、いざ調べてみると出てくる専門用語や数字の嵐に、気持ちがゲンナリしてしまう人も多いはず。
この記事では、年金制度をまったく知らない人でもスッと理解できるように、わかりやすく丁寧に解説します。
さらに、「どのタイミングで受け取るのが一番得なのか?」という実用的なアドバイスも盛り込みました。
「読んでよかった」と思える内容を目指して、しっかりお届けしていきますね
第1章:そもそも年金制度ってどうなってるの?
年金制度の“2階建て構造”をやさしく説明!
まず知っておきたいのは、日本の年金制度は「2階建て」だということ。
これはとっても大事なポイントです。
階層 | 名称 | 対象者 | 主な特徴 |
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1階 | 国民年金(基礎年金) | 全国民(20〜60歳) | 基本的に全員が加入。月額約6.9万円(満額) |
2階 | 厚生年金 | 主に会社員・公務員 | 給与に応じて支払い、受給額も上乗せされる |
つまり、会社員や公務員の人は、1階+2階で「2つの年金」を受け取ることになります。
一方、自営業者や専業主婦(第1号・第3号被保険者など)の場合は「国民年金だけ」のケースが多く、受給額は少なめです。
60歳以降に登場する“ややこしい単語たち”
ここで「ん?」となりがちなワードも、ざっくり解説しておきます。
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老齢基礎年金:国民年金を一定期間(原則40年)納めた人が65歳から受け取れる年金
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老齢厚生年金:厚生年金に加入していた人が受け取れる年金(原則65歳から)
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特別支給の老齢厚生年金:昭和36年4月1日以前生まれの男性、昭和41年4月1日以前の女性が、65歳前に一部受け取れる制度
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在職老齢年金:働きながら年金を受け取るときの調整制度。収入次第で減額の可能性あり
「ねんきん定期便」と「ねんきんネット」は要チェック!
これからの生活設計に向けて、自分の年金の「見込み額」を知ることが超重要!
そのために活用してほしいのがこの2つです。
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ねんきん定期便:毎年送られてくるハガキ。過去の納付状況や見込み額がざっくり分かる。
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ねんきんネット:もっと詳しく、受給シミュレーションもできる便利なWebサービス(無料)。
登録もそんなに難しくないので、ぜひ活用してみてください!

